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不動産投資の失敗談にも注目してみよう

不動産投資の失敗談から教訓を引き出せば、同じような失敗をすることなく、堅実に不動産投資を行うことができます。

 

ここでは、2つの失敗談から学びましょう。

 

安い物件を購入するとどうか

はじめに、安い物件に不動産投資をした失敗談です。この方は手頃なお値段の数百万円の安い中古物件を購入しました。

 

当初は、中古物件は新築物件に比べてお手頃価格ですし、利回りも高いために、中古物件を増やして早期リタイヤをしようと考えていたようですが、なんと、その物件を購入時に入居していた入居者は数ヶ月で退去してしまいました。

 

その後1年間は入居者すら決まらず、家賃の収入もありませんでした。入居者が決まったと思えば家賃の滞納、夜逃げにあってしまいました。入居者が入りにくく家賃収入はほとんどない状況です。

 

いくら安くて利回りが良い物件だからといって、入居者が入りにくいような中古物件に投資をするならかえって危険です。むしろ、保証付の新築物件に不動産投資をする方が安心という場合もあります。

 

高利回りの物件を購入するとどうか

不動産投資の「利回り」とは、おおまかには当該不動産の購入または建築にかかった費用に対する当該不動産の年間収入の割合のことを言います。

 

確かに、高利回りの物件は魅力的に見えることでしょう。しかし、利回りの高さはリスクの高さに比例するものです。次の不動産投資の失敗談が、そのことを物語っています。

 

ある方は、満室時の想定利回りが15%であることに惹かれ、雪が降る地域の鉄筋コンクリートのアパートを1億円の借り入れで購入しました。このアパートは大きな駅から電車で5分ほどの距離に位置していて、最寄駅からも5分という好立地でした。そこで、現地に行くことなく図面だけで購入してしまいました。

 

購入してから半年後には、なんと入居者の半分が退去してしまいます。さらに、雪を溶かすためのボイラーや配管設備が故障してしまい、新しい設備の導入には1,000万円もの見積もりが出てしまいました。維持費が高額になってしまい、入居者のあてもなかったため、その物件を損失が出ることを覚悟しつつ、手放すこととなってしまいました。

 

利回りだけに目が行き、それで物件を選んでしまうと失敗する可能性が高いです。

 

この例では、現地に行くことなく図面だけで購入していました。やはり、物件はしっかりと見て、周辺の環境や必要な設備などを確認しておくと良いでしょう。


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